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電験二種二次試験、採点者に分かる答案の書き方【自作の解答用紙付】

こんちには、しましま眼鏡です。
しましま大好きの40代サラリーマンです。

仕事のキャリアアップや転職や独立を考え資格を取得したいと考えている方は多いと思います。40代から電験二種を目指し電験二種の一次試験合格後、二次試験に一発合格した経験を記事にします。40代から電験二種を目指す人の参考になればと思います。

マークシートは問題用紙の余白に自分だけが分かるようになぐり書きでババっと計算しマークシートの解答番号を黒く塗りつぶします。マークシートに慣れると採点者に分かる答案の書き方を忘れてしまいます。

 

・B5、3ページ内におさめる
・計算過程を詳しく書く
・何の公式か明記する
・計算途中は小数点以下の数字は多くとる
・有効数字3桁で解答する(指定がない場合)
・どの数字が答えか強調して書く
・解答の単位を忘れずに書く
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B5、3ページ内におさめる

解答用紙はB4裏表の用紙が電力・管理は4枚、機械・制御は2枚配布されます。B4裏表なのでB54ページ分ですが、4ページ目は「記入しないこと」と明記されていますので解答はB5、3ページでおさめないといけません。記述式なので計算過程を記入する必要がありますが詳しく書きすぎるとB5、3ページでは不足してしまいます。これば日頃からノートではなくB5、3ページの実際の解答用紙に記入する訓練を繰り返し行うことをおすすめします。

電験二種二次試験解答用紙を自作しました。リンクはこちらからどうぞ

多少サイズ感違うと思いますが練習用としてお使いください。
A4でプリントアウトし黒い太枠がB5の大きさになります。

計算過程を詳しく書く

採点者に分かるように詳しく書くというのは訓練しないと非常に難しいです。私の場合は電験に限らず多くの資格試験がマークシートなのでそれに慣れてしまっていたので難しかったです。何が難しいかというと人に伝わるように書くことが難しかったです。本当に理解していないと詳しく書けません。
例えば、ErやEsといきなり記号で記入してしまいますが、「受電端電圧をErとおく」「送電端電圧をEsとおく」や「ζを減衰係数、ωnを固有角周波数[rad/s]とおいたときの二次遅れ要素の標準形は次式で示される」といったように記号が何を意味するのかを冒頭で宣言するといったように詳しく書くことで採点者に分かるようにします。しないと採点者は分かりません。
また、計算過程でいくつも式がでてきますが、各々・・・①式、・・・②式といったように示し、「②式を①式に代入する」とか「②式の虚数部をゼロとおく」など、どのような思考プロセスで解答に至ったか分かるように記載することに慣れる必要があります。

何の公式か明記する

これも重要になります。何の公式を使って解いたのか分からないと採点者も点数をつけにくいと思います。
例えば、「ミルマンの定理を用いる」「フルビッツの安定判別法を用いる」「二次遅れ要素の標準形を用いる」「電圧変動率の精密式を用いる」など、何の公式や定理を用いるかを宣言したうえでその公式を記載し、数値を代入して解くというステップを踏みます。
いきなり計算式から記載すると採点者は分からないと思いますので丁寧に採算者に伝わるように解答を書く訓練をしましょう。

計算途中は小数点以下の数字は多くとる

最終的な答えは有効数字3桁で解答します(指定がない場合)が計算過程は小数点以下の数字は多くとって計算しないと微妙に値が変わったりします。マークシート式でないため微妙に答えが変わったときに採点にどの程度影響があるか分かりません。私の場合は少しでも正解に近い数字にするに計算過程は小数点以下は7桁くらいとって計算していました。小数点以下7桁の計算を余白に書くのが面倒な場合は電卓のメモリープラス、メモリーマイナス、メモリーリコール/メモリークリアの機能を駆使し計算しました。電卓のメモリー機能は極めるべき便利な機能です

有効数字3桁で解答する(指定がない場合)

この有効数字はちゃんと理解して解答するようしましょう。答えが合っているのに有効数字3桁で示すところが4桁になったり2桁になったりすると題意を異なることから減点の可能性があります。
有効数字は数字のうちで、位取りを示すだけのゼロを除いた意味のある数字です。数字を左側からみたとき、ゼロ以外の数値が初めて出てきたところから3桁の数字を省略しないで示すことです。
例えば、「1.23」と示すと有効数字3桁となります。

どの数字が答えか強調して書く

これは初歩的なことと思いますが、B5、3ページに解答すると数式やら文字やら回路図やらでどこに答えが書いているかパット見で分からなくなることがあります。マークシートではないので採点者が見落とすことがないようにしないといけません。答案用紙を通じ採点者と意思疎通をすることが得点に結びつくと思っています。従って小問も含め答えには (答え)●.●●(A) と書くことに加えその答えの下に 太めのアンダーライン で強調して記入するようにしていました。

解答の単位を忘れずに書く

マークシートは解答の番号を塗りつぶすというスタイルですが、記述式は答えを書いた後、その単位も合わせて書く必要があります。基本的なところですと[kW]なのか[W]とかキロ、メガなど単位を間違えないようにしないといけません。
また[rad/s][min-1][N・m]など忘れずに単位を書く癖をつけましょう。

 

しましまめがね
採点者に分かる、採点者が見落とさない解答の書き方を日頃から訓練しましょう。

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