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40代サラリーマンが第二種電気主任技術者(電験二種)の1次試験:3年、2次試験:一発合格した勉強方法

仕事のキャリアアップや転職や独立を考え資格を取得したいと考えている方は多いと思います。工業高等専門学校(高専)を卒業後20歳で社会人となった私が最近取得した電験二種の勉強方法を記事にしてお伝えしたいと思います。40代から電験二種を目指す人の参考になればと思います。
2006年に第三種電気主任技術者(電験三種)とエネルギー管理士を取得後、資格を活かした仕事をしないまま工学系とは無縁の部署に人事異動になりました。その後、2017年の人事異動でエンジニアリング関係の仕事内容となったのをきっかけに上位の第二種電気主任技術者(電験二種)資格にチャレンジしようと2018年に決断しました。

電験三種やエネルギー管理士の資格取得後、公式はほぼ忘れていました。数学も特に三角関数の記憶が飛んでました。加えて40代という年齢もあり電験二種の過去問を見た瞬間にチャレンジすることをかなり躊躇しました。

電験二種チャレンジから二次試験合格までの推移

2018年:理論(不合格)、電力(不合格)、機械(不合格)、法規(合格)
2019年:理論(不合格)、電力(合格)、機械(合格)、法規(合格中)
2020年:理論(合格)、電力(合格中)、機械(合格中)、法規(合格中)、二次試験(合格)

A4ノートで30冊以上勉強に使いました。

数学から復習

本屋さんでどこまで数学のレベルを戻せば理解できている単元にたどり着けるか数学の問題集や参考書を探しました。私の場合は三角関数、微分積分を忘れてしまったのでキャッチアップするため、数学Ⅱ+Bのチャート式の基礎と演習を購入し三角関数、微分積分から復習を開始しました。受験生になったつもりでこつこつ数学の復習をしました。

オーム社の電験二種徹底研究理論と電気書院の電験2種一次試験過去問マスタ理論の15年間の2つを活用しました。どちらもテーマ別に仕分けされているのではじめのうちはテーマ毎に解答できる問題の数を増やしていきました。静電気ができるようになったら磁気、磁気ができるようになったら直流回路といったようにテーマ毎に問題を解いていきました。

テーマ:静電気、磁気、直流回路、交流回路、過度現象、電気計測、半導体・電子回路、電子理論・その他 など

メリット:同じテーマの問題を勉強していると解答方法のパターンがしみこみ、解答できるようになります。
デメリット:別のテーマに移ったあと、元のテーマに戻ると解答方法のパターンをすっかり忘れてしまいます。

2020年に新たな勉強方法に目覚める

テーマ毎に勉強して電験二種の法規、電力、機械までは科目合格することができましたが、理論がどうしても合格点に届きませんでした。過去問は解けるのですが、新規の問題と相対したとき全く解けない(応用がきかない)ということが分かりました。そこでこれまでの勉強方法を大きく変えようと思い電験とは別の勉強方法に関する図書を検索し参考にしました。

最も参考にしたのはDAIGOさんの超効率勉強法です

これまで自分がいかに非効率でやってはいけないとされている勉強法を取り入れていたか非常に参考になりました。そうしたなか効果的とされている勉強方法に
分散学習:復習タイミングを少しずつ伸ばす、1回の勉強で複数ジャンルを混ぜ合わせる


というのがあり2020年から早速実践しました。2020年は法規の科目合格の権利が切れてしまう年度で理論に合格しないと法規を勉強し直す必要があるという岐路でした。理論が合格しないと二次試験に進めないから理論に集中すべきか二次試験も勉強すべきか…
非常に悩みましたが、DAIGOさんの本通り、理論と二次試験のテーマをランダムにに分散学習をしました。バラバラに分散学習すると毎回、毎日の勉強のなかで違うテーマや分野を勉強するので日々の勉強が常に新鮮なので初めて目にする問題に対し応用が効くようになりました。勉強方法というのは人それぞれしっくり来るものがあると思います。電験を合格する勉強法!というのにとらわれず、広く効率的な勉強方法は何かというのを本などでインプットし、そのなかでしっくり来るものを実践して良さそうなら更に深く取り入れるというのを実行したら良いと思います。常に勉強方法はしっくり来るまで変化、変化、変化です

問題集選びのおすすめ

模範解答集や過去問集はは出版社が同じだと解き方も同じであることが多い気がします。誰のレベルに合わせているかは分かりませんが、解く計算過程を飛ばされるとついていけなくなることがあります。三角関数や微分積分が当たり前に解くことが前提にある問題集はその計算過程を省略する傾向にあり数学がわかってないと「なんでそうなるの?」の連発です。
数学をマスターしている人からすると計算過程が飛んでもついていけると思いますが、10年以上ブランクがあると計算過程についていけないときがあります。その時は出版社が違う会社の同じ年度の過去問の回答方法を比較することをおすすめします。詳しく計算過程を記載してくれたり、省略したり問題や出版社によって異なりますのでできれば自身の苦手分野の問題の解き方が自分にしっくりきくか見てから購入することをおすすめします。

最後に2次試験に一発合格した秘訣

電験二種の一次試験と二次試験はまったくの別物とはやめに気づくことが重要です。マークシートor記述式といった違いもあり、勉強の仕方も大きくことなります。一次試験で科目合格するとこれまでの勉強方法が正しいと錯覚しますが電験二種の一次試験と二次試験はまったくの別物です。一次試験ではそれらしいい答えを選んでマークシートにチェックすればよいのですが、二次試験は問いに対し記述で明確な解答をする必要です。二次試験は問に対し理解していないと解答できない出題形式になっていると思います。

ポイントかなと思ったことを以下に記載します。

 

◆記述式は解答するための数値や記号の意味を明確にし回答する人にアピールする
◆記述式は空欄はだめ。とにかく書くということです。白紙の答案はゼロ点ですが、何か書いてあれば部分点が期待できます。

今回の記事が皆様の”一歩踏み出す”きっかけとして
少しでもお役に立てば幸いです
記事を見て頂きありがとうございました。

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